ハイブリット経営へ
2022年第5期を迎えるに当り、パワースピン株式会社は、「第2ステージ:2代表の新体制」へと移行します。
新体制では、2人の代表取締役が、それぞれが得意とする「技術(Technology)」と「経営(Management)」に注力し、そのハイブリット(Hybrid)の推進力(Power)から生まれる強靭なスピン(Spin)で躍動し、半導体業界のゲームチェンジャ―(Game Changer)を目指します。
当社の2代表は、35年前の1987年大手電機メーカの当時の最先端半導体研究所に同期入社しました。その後それぞれの道で磨きを掛け20年の歳月を経て、2014年にハワイの学会で運命の再会を果たし、2018年に当社を起業しました。気心も知れ、「35年来の絆」で繋がり「技術×経営」が同調しながら、当社を飛躍的な成長へと導いて参ります。
代表取締役社長&CEOに就任致しました福田悦生でございます。
代表取締役&CTOに就任いたしました遠藤哲郎でございます。
当社は、東北大学で研究開発された革新的な技術の社会実装を加速する目的で、2018年に “東北大学発スタートアップ”として起業致しました。
その後資金調達、人材確保、本社機能構築、各種契約締結等、会社としての基盤整備が順調に進んだ事から、本格的事業展開を加速・推進するために、「技術×経営」のハイブリット代表体制へと移行しました。
東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター(以降CIES)をはじめとして東北大学では、 10年以上前から、スピントロニクス省電力半導体技術を数多く創出して来ました。
これらの技術は、十分な演算性能を実現しながら、飛躍的(1/100以下)な低消費電力で動作する事が特徴のため、現在の半導体技術と融合させる事で、世界的課題である「カーボンニュートラルな省エネ化社会」と、「AI、IoTやDX等を活用した暮らしやすい社会(Society 5.0)」を両立する事が可能であると言われています。
加えて、GaN on Siパワーデバイスを用いたコンパクトで低損失な電力変換機器を中心としたパワーエレクトロ二クス分野にかかる革新的コア技術の研究開発にも取り組んできました。
PSIの事業の第一弾としては、スピントロニクス技術によりエッジAIデバイスやデータセンター、自動車など向けのスピントロニクス省電力半導体事業を展開して参ります。
加えて、経営資源を充実させ、「ユニコーン企業」を目指し、結果、我が国の科学技術の振興と国際競争力の強化に寄与する事を目指します。