2025年カーボンニュートラル達成に向けて、半導体も重点分野に
政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました※1。一方、年々高度化していくICTが多くのエネルギーを消費していくことが予想されており、大きな社会課題となっています。そのため、経済産業省は「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」※2の中で、成長が期待される業界の一つとして「半導体・情報通信産業」を挙げており、産業革新による社会的な省エネ効果が期待されています。特に、IoT機器やデータセンターを含むコンピュータといった半導体技術を用いた機器や設備の消費電力を削減する取り組みが強く望まれています。
消費電力を大幅削減できる「新たな半導体技術」へ高まる期待
政府からの要請や社会課題に応えるために、各企業では消費電力を大幅に抑える、革新的かつ新たな半導体技術のいち早い導入の動きが高まっています。